Can't Help Falling In Love

舞台の感想とかネタバレ含め色々

昔よく見ていた舞台の話

舞台をよく見るようになったきっかけは大学の時の友達が「演劇集団キャラメルボックス」にハマっていて、一度一緒に行こうと言われたからなんですが。
あれから20年近く経ってもその時の衝撃というか面白いと思った感情をよく覚えていて。
大学に入る前までにもミュージカルや演劇を中高の課題で見たり、映画で見たりしていたし、父親がクラシックが好きだったり祖母が映画や宝塚が好きだったりと割とエンタメを日常的に摂取することが好きな過程で育っていたのでたぶんそういう世界にハマる素地はあったんだと思う。
小学生の頃は小説家になりたくてお話を書くのが好きだったし(就職の時もそういうことに近い職業につくことを考えていた)、自分で考えるのも見るのも触れるのも好きだった。
その最初に見たキャラメルボックスの舞台が「キャンドルは燃えているか」という作品で、タイムスリップものなんだけれど少しミステリっぽく、恋愛ものっぽく、少し切なくて優しい話。
最後のシーンが凄く印象的で大好きな話の一つ。
残念ながらDVDにはなっていないので、当時のビデオを見るしかない。
昔はキャラメルボックスTVという放送があって毎月作品を流してくれたり、トークコーナーがあったりしたので、その頃に撮ったものが実家にはあるはず……。
でも確か当時1回見て面白くて、当日券狙いでもう1回見に行った気がする。
その頃はまだ当日券や学生割りだと5,000円以下で見れたし、ぴあとかの店舗にならんで当日買ったりとかもあったと思う。
で、まあその話が好きだったのと、キャラメルボックスの舞台が結構原点なんだとなと最近思ったりしていて。
勿論キャラメルボックスの作品にも私の中で好き嫌いはあるし、そういうところ嫌いーーってなるのもあるんだけど、総じて好きなのは一貫した流れみたいなものが止まらないところなのかなあ。
暗転はあるけれど音楽の余韻があったり、最後まで立っている役者の余韻みたいなものが見えたり……というのが好きなんだと思う。
だから未だにガチャガチャした舞台が苦手だったり暗転が多くてシーンがぶつ切りになるようなものが苦手なのは、この影響なんだろうなと思う。
(シーンがぱっぱと変わる話は人によっては見やすいのかもしれないし、キャスト同士のわちゃわちゃが好きな人もいると思うので、私は苦手、という話)

お芝居とかエンタメが面白い!って感じるポイントって人それぞれだからそれを知るのも楽しくて、舞台の感想とか調べたくなる人なので、皆もっといろんな感想を呟いてくれたらいいなーと最近2.5舞台に行くようになって思ったりしています。
ジャニオタってそう思うとレポが当たり前というか、皆レポしてたよなあって思うけど、今はあまりレポ文化がないからか、見つけられなくてちょっと寂しい。
でも時々色んな考察や考えを語っている人を見かけると楽しくなっちゃう。
人の感想楽しいよね。

って別にオチも何もない話なんだけど、舞台色々見るようになってつい「消費」しちゃうんだけど、ちゃんとやっぱりその感情とかを残したいなあと思うことが増えてきて。
今は贔屓や俳優の推し目当てで行くことが多くなってしまったので、贔屓目も当然あるので作品を純粋に評価できているかというと微妙な所だけれど。
丁寧にその舞台に向き合って、その作品を好きになったり苦手に思ったりしたことを、後から読み返して自分はこう思っていたんだなあと振り返りたいなと。

元々ここはそのつもりで作っていたんだけどちょっとさぼっているので、今年は少しずつでもちゃんと残せると良いな。