Can't Help Falling In Love

舞台の感想とかネタバレ含め色々

2023年4月 雪組公演「ライラックの夢路/ジュエル・ド・パリ!!」の話①

Twitterにちょっと書いたことで同じですが、こういう感想を書くのは最初のうちだけなので(回数を重ねると勝手に脳内補完をしてしまうし、他の楽しみ方を覚えてしまうので)自分の備忘としても書いておきます。
本編の方はもう少し考えたいのでちょっと時間をおいて。ショーから。
ネタバレです。


24場面あるということで当然ながら場面転換が多いです。
私はショーでもある程度の流れがもう少しスムーズな(繋がっている)ほうが好きなので、ちょっと合わないかなあと思いましたが、いろんなのをたくさん見たい!派には今回のショーは良いと思います。
トップコンビとあーさ以外も、そらくん、縣くんにメインのシーンがあり、要所要所で諏訪くん、はいちゃん、さんちゃんは目立っているなと感じました。
娘役さんはひまりちゃんとはばまいちゃんが目立っていますが、ありすちゃんのソロ歌唱、歌うまコンビのあすくん&あいみさんのシーンなどもあり、もちろん美穂さんの空気をガラッと変えるお歌もあります。(それは舞台もですね)
お衣装もシャガールのシーン(モンパルナス)とカンカンのところが特に衣装が可愛くて鮮やかな色合いから淡い可愛らしい色合いまで、絵画のようなシーンなのが印象的。
宝石ショーというよりも絵画ショーという感じでしょうか。
元々宝塚は絵画のような美しさがあるジャンルではありますが、より背景やセット・照明でもそれを感じました。
華やかで可愛い!美しい!かっこいい!が盛りだくさんです。
勿論今回は冒頭に109期生のロケットがある華やかなものなので、華やかに!というのがテーマですね。
そうとわかるシーン・衣装があって、あいみさんたちが「華やか」と仰っていたのはとてもよくわかります。

ただ、若干やりたいところ盛り込みました感に私が感じてしまったのは、暗転が多いからかなと思っています。
場面転換するのに暗転をするのをダメと言っているのではなく、ぶつ切りに見えるようなやり方だと世界に浸れないから勿体ないなと私は思ってしまうタイプです。
ガチャガチャした感じも好きは好きなので場面がコロコロ変わるのは別に嫌じゃないんですけどね、何だろうなあ。
例えばモンパルナス→エジプト→美術館→ノートルダムなんですけど、これをモンパルナス→美術館の「絵画」繋がりにして、切り替えを銀橋終わりのあーさたちが美術館に向かうもしくは絵を飾る、というところからコレクターの咲さん登場のような流れにすると、暗転も完全な暗転ではなく、上手下手でライトの当て方調整とかでいけたのでは?と。
エジプトからノートルダムは神や荘厳な雰囲気の方向性でまとめれば、雰囲気も合っているし、暗闇からの光という捉え方が出来てよかったのになーと思ったりもしたのですが、まあこの辺りは蛇足です。演出ど素人のたわ言ですね。
きっとあの流れが良いんだと思う。
今回の宝石箱みたいなキラキラいろんなものが詰まってる感、を出すためのミックスだと解釈はしています。
でもなーって思ってしまうのは、期待をしていたからこそなのかもしれません。
当然出演者は素敵で衣装も素敵なので、お楽しみに!ではあるんですが、個人的にはもっと良さを生かす繋ぎがあっただろーーー!ってなる(笑)
音楽もずっと流れているような感じで作って見てもこの「美術館」の流れが出来て個人的には素敵だったかもなあと思いました。
あ、あとこれは今後に期待なんですが、シーンが細切れすぎてどこで拍手をするべきか全くわからないので早くプロのオタクたちの拍手誘導をお願いしたい……。
拍手をする場所が不明、という事はひときわ目立つ核の部分がない&余韻がない、という事なので、そこはもう少し改良してもらえると良いかなあ……
個々のシーンは楽しいし下級生がここに!もあるし、何より退団者PUも良いです(ここは咲さんとも絡んでほしかったな……素敵な衣装ですし美穂さんの歌で見送られるのはそれはそれで素敵です)し、クラシカルな宝塚レビューから近代的なものまで色々見られるのは、お得!と思います(笑)
あと、デュエダン前の大階段で咲さんが薔薇の門の中に立っているのが絵画のように美しくて良いなと思いました。


さて後はちょっと備忘録というか感想として。
あーさの立ち位置としては割と上手が多いです。
きわちゃんの時はトップ娘役は上手にいたので、今回違うんだーとビックリ。
幕開きが今回もあーさの歌から始まるのは、FFと同じで嬉しいな~
そして最後にサイン書いているのも良きです!
エッフェル塔のところはまた可愛い娘役さんを引き連れて。トパーズのお歌。
皆合流してからも上手で後ろの男役さんからステッキ貰う。
銀橋行ってからは咲さんからステッキを受け取る。
2日目マチネは縦に「んっ!」って強く差し出されて「!」って騎士のように強く受け取ってたけど、ソワレは普通に横に差し出されたので、丁寧に受け取ってはけていきました。
モンパルナスは上手通路から出来て銀橋渡って、本舞台で踊る
この銀橋の間の後ろのカップル振りがかりあんとうきちゃんでとても素敵でした。
舞台で踊るときのひまりちゃんのぐいぐいくる感じにたじたじな所や、楽しそうな笑顔が凄く素敵です。銀橋にも来るんですけど、ひまりちゃんとのキスシーンをハットで隠そうとしたらひまりちゃんにとられちゃって、客席にウィンク付きでしーってしてからキスするというとても可愛くて素敵なシーンがあるので最高ですね。
しかもその前に前列に見られているのに気づいて、見るなとジェスチャーするんですが2日目マチネは「見ちゃダメ!」だったのがソワレは「あ!(意識を逸らす)」感じで、パターンがいくつかありそうです。
軽やかでさわやかで、でもロマンスにあふれていて、さききわの「海の見える街」のような印象を受けました。
中詰めの博物館はラテンっぽいのでオラオラあーさの掛け声がきけます。
声がでかいかわいい。
白のクラシックダンサーのシーンは、下手から現れて後半は上手で踊ります。
そしてカンカンは衣装がキャンディカラーで可愛くてキュート!
娘役さんも可愛いし男役さんも可愛い!カンカンたくさんいるなーって思ってたら時々なんか、あれ???ってなる人がいて、初日はあすくんとまなはるさんしか目に入らなくて(目に入れられなくて)あれでしたが、2日目は落ち着いて(?)他の男役さんの素敵なカンカン姿を見れました(笑)
前列の叶さんや桜路くんの圧が強いガールが面白すぎて楽しいし、相手の男役さんがタジタジになっているのが可愛いですね。
あーさはまなはるさんとですが、まなはるさんがめちゃくちゃキュートで可愛い表情されてるけど圧が凄くて(笑)
あとバックハグが強すぎてあーさがぐえって感じになっているし、ぐるぐる回されててあわあわしてたの可愛かったです。
カンカンの後はもうデュエダンに進む男役群舞です。
凱旋門ということで咲さんは赤のお衣装で男役娘役ともにみんな白の衣装なのが、美しかったです。あーさは途中から咲さんに合流して二人で踊るシーンがあり、赤と白の対比が美しかったです。そこに男役さんが合流。
あーさのお顔を見ていて全く覚えていないので次はちゃんと見ます(笑)
かっこよかったな……しか覚えてない……
胸元の赤い薔薇も素敵でした。
フィナーレは白に外側が水色の羽根。スーツも少し変わって、中のベストが薄い水色になっていてリボンタイも同じ色でした。
ゆめゆめしい感じの雰囲気が、可愛らしい感じですね。夢白ちゃんもピンク基調で可愛い!
最後も立ち位置は上手で、初日の咲さん挨拶時は隣のそらくんとわちゃわちゃしてました(笑)今回はシャンシャンでのお遊びはまだ咲さんとあーさでしてなかったので、次にいった時には何かあるかなあ。FFの時のステッキで遊ぶ二人が好きでした(笑)
前髪アリもオールバックも色んな髪型見れるので楽しいし、中詰めの揺れるイヤカフも素敵だったなあ。すっかりカフスを見忘れたので、東京で万が一前列に入れたら見て来よう。

とりあえずお芝居はまたそのうちに。
楽しいしカッコいい可愛い!の気持ちはあるんだけど、あれーっていう感じも多少あったので自分の記録として残しておきます。