前回004のことばっか書いてたのでもうちょっと他のキャラのことも書きたくて続き。
いやでも004がさぁ……かっこよかったんだよなあ……って何度も思ってる。
唯一見た回は25日のソワレで、アクションシーンの撮影OK日だったんですけど、それを通勤の時に見てて、登場→アクション→はける、って動作がずっとハインリヒだ~!!!!ってなってる。
双眼鏡持って行ったけどまあ使わないかもなーと思ってたのに気づいたら004見てたから不思議。
今回はほかのキャラクターの話をちょこっとずつ。
★001/イワン・ウイスキー:天華えまさん(声の出演)
舞台化決まった時にキャスト出てなかったし、まあ無理だよねっていうか、10代以下の子役さんがリアル出てきてやられてもちょっとそれは違うから、声のみのあてで良かったんだけど。
いやでもまさかそれがぴーさんだと思わなかったですよね。(星組元男役スターの天華えまさんは、ぴーすけとかぴーさんとかあだ名で呼ばれています。星組でよく見ていた男役さん)
会場行ってアナウンス聞いた瞬間、「イワンだ……」ってなった。思わず叔母と話してたのに二人とも黙って真剣に聞いてしまった……。
平ゼロのあのかわいいのにちゃんと頭よさそうな感じ……。すごい。
イワンって見た目は赤ちゃん頭脳は大人なうえに、一番シビアっていうか、切り捨てる決断力も持っているのがすごいんだよなあ。
だからそのギャップみたいなのが声だけで表現できなきゃいけないと思うんだけど、お上手でした。
千秋楽はぴーさんリアルに出てきたと聞いて(しかも踊った)最高だなと思いました。
★002/ジェット・リンク:高橋駿一さん
他の人の感想でも見かけたけど、本当「あの髪と鼻どーすんの!?」(笑)が心配だったから、こうきたかー!になった。
下めのポニテが可愛いというか、揺れるのがいいな。あの髪型とてもいいなあ。
なんかリアル感があってよかった。RE:とかは原作再構築版だからみんな髪型も違うし設定もいじられてるけど(あのジェットとハインの髪型はあれはあれで好きだが)今回は原作を意識しつつ、比較的ナチュラルに「人間だった」ということがわかるようなラインなのが良かったなと思います。リアルにいたらそう。という感じ。
みんなそうだけど、ジェットは初期にサイボーグになっているから実年齢で言うと年上なのに、ジェット団(WSSのオマージュですねあれ)の時は若造なのでそのままで止まってるんですよね。
だから、皆で話しているときに一人だらーって階段の所で座ってたり、脚広げて座ったり、ヤンキー座りしてたりして、あージェットって若いんだった、そうだった、って感じがしてくる。
闘うときの好戦的で張り切っちゃうところもぽいよね。
002の特殊能力は空を飛べる(加速装置もついてるよ!)なので、ここも表現どうするのかなと思ったら本当に飛ぶし、何より高橋さんの身体能力がすごい。
アクロバットがすごすぎてちょっとよくわかんなかった……なんなんだ……。
あの人はどういう人なの?と思わずSNSで検索してしまったほどにはびっくりした。
踊るときはゆるっとした感じというか、フランクな感じというか、そういうのがまたぽくてよい。
アフト気になって配信買ったんですけど、ジェットというかサイゼロのこと好きなんだなって思った。愛して演じてくれてるのがわかってとても嬉しい。
沸点低めなジェット、良かった。
あ、そうだ一つ思ったの。「俺」なんだな。ここのジェット。平ゼロもそうだけど。
「僕」なジェットも好きだよ。(どなたかの感想でも見かけてわかる――――ってなった。いいよね僕呼び)
★003/フランソワーズ・アルヌール:音波みのりさん
フランちゃんは守られているだけの女ではなく、自分で選ぶ強さも持っていてほしいと思っているので、今回のフランソワーズは戦う女でとても良かった。
彼女は戦いたくないの、と言いながら戦うしかない状況に身を置いていて、苦悩しながらも家族になった仲間たちと乗り越えていこうとしているので、そういう芯の強さが見え隠れするフランソワーズだったな。
原作でもアニメでも強いときは強い女なので。
バレエのシーンは本当綺麗だった……そう、バレリーナとして大成するはずだったんですよねフランソワーズ……っていう切なさ……
お兄ちゃんの存在は今回は出てこないですけど、平ゼロの3話だったかでもお兄ちゃんの話をジョーにしてくれて、その時のフランが可愛いんだよね……。切ないけど。
個人的にはハインリヒのことお兄ちゃんみたいだと思ってたらいいなと思っています……(妄想)
最後カテコで一人ずつ出てきてはけるときに、イワン抱いてるときはイワンの手を使って次の人どうぞ~みたいな動きしてて可愛かった。
あと、ジョーと見つめあうところ!!!!最高では!?93カップル大好きなので本当に最高でした……
指を絡めるところとか、もう本当ヅカの舞台観てるのかと思った……幸せそうなフランソワーズをずっと守ってくれジョー……
★004/アルベルト・ハインリヒ:里中将道さん
まだ書くことあんの?って感じだけどあるよね。
敵を倒すとこだったか、プラマイを倒すとこだったか忘れたんですが、結構豪快な足蹴りしてて、さいこー!ってなった。
あと改めて原作と平ゼロ序盤見ていたんだけど、一番落ち着いてて、一番美人なハインリヒだったな…
そう平ゼロ5話でハインリヒの過去が少し見れるんですけど、平ゼロの004ってちょっと可愛いんですよね、優しくて可愛いおじさん()
私はそこも含めてめちゃくちゃかっこいい旦那枠として好きだったんですけど。
舞台のハインリヒはかっこよくて美しい男だったわ……立ってるだけで絵になる男すぎた。
それでいて「お前さんはどうする?」みたいな言葉遣いが良いよね。「お前さん」……なんかこう「お前」とか「あんた」ではなく、「お前さん」ってなんかよくない?
原作だと一人称は「俺」とか「僕」とか混在してるけど、今回のは「俺」って感じのハインリヒだったね。
あーあと足からミサイル撃てるから膝のあたりがぼこってなっているのも細かくて良かったな。足が長いからミサイルたくさん入るねって言ってる人いて、それもわかるなってなった(笑)
っていうか、そこ見てたら思ったんだけど、里中さん、足、長くない……?
踊り方ほかの役は見たことないんで、普段の感じは全く知らないけど、踊り方もハインリヒっぽかった。
いやハインリヒ踊ってるところ見たことあるわけじゃないけど(笑)
でも何となく言動とかから推測されるイメージってあるじゃないですか。それ。
アフトの声聞いてると意図的にハインリヒの時は声を低くされているんだと思うんですよね。
わたしは飛田さんの平ゼロハインリヒの声をこよなく愛しているので、原作を読み返してももうその声で再生されるんですけど、里中さんのハインリヒの声もとてもよきでした。
★005/ジェロニモ・ジュニア:桜庭大翔さん
あんな見あるからにジェロニモだ……っていう体型している人いるんだ……ってなるけど、いるんだよね凄い。
桜庭さんは、「アクダマドライブ」という舞台(アニメの舞台化。これもまた面白かったのでお勧め。ブログに以前感想書いてる)に出ていて、その時もアクションも含め体格がすごいなーと思ってみていたんですが、今回も本当立っているだけで存在感があるジェロニモがいる!ってなった。
言葉は少ないけど、皆が頼りにしている感というか、頼れる感があった。
途中ジェットとフランソワーズの歌の所で、ギルモア博士がみんなを操ってその場から移動させる(サイボーグは操られているという概念的なシーン)ところ、ジェロニモだけびくともしなくて何度もやってて面白かった(笑)
★006/張々湖:酒井敏也さん
とてとてと歩く動きと炎を吹くところが、張々湖だー!ってなりました。
グレートと一緒にコミカル要員な部分もあれど、年長組でもある感じがあっていいなあと原作・平ゼロ含めて思っています。
イワンを抱える係になっていたんだけど、その姿がなんか可愛くて好きでした。
4と2の喧嘩の間に挟まれて困ってるのも良かったなー。本当そういう感じなんだよねわかる(笑)
張々湖といえば中華!なので中華まん持って出てくるのなんだかほっとした(笑)
★007/グレート・ブリテン:川原一馬さん
変身もどうやるのかなーと思ってたら、なるほど!と。
映像をうまく使いつつ唯一のアドリブシーンが彼の変身を絡めた部分というのがまた良かった。
世界観を大きく変えず、ちょっとほっこりするシーンになっていたりして。
彼が役者だったということもわかりやすくなるし。
グレート・ブリテンがタップを披露するというのが、また良かった!
原作にそこが言及されていることはなかったと思うんだけど、あの場所に入ることで人間らしさとかも見えたりして。
食とエンタメって機械の身体(機械の心)では楽しめないと思われる行為で、それをこの年長者で「死にたい(けど死にきれない)」と思っていたところを改造された二人が担うところがまたいいなと思っている。
ので、この二人のシーンはいろいろ考えさせられることもあるけど、良かったな。と。
★008/ピュンマ:Toyotakaさん
平ゼロで岩田さんが声充てていて、好きだったんだけど水中戦の人だからどういう演出するのかなーと思ったらこれまた良かったね。
今回衣装でマフラーがシースルーになっていてふわっと舞うようになってたけど(加速装置とか動きの速さを見せるためもあると思うけど)、水の中で戦う感じも出ていて綺麗だったなー。
彼はサイボーグになる前から「戦闘に身を置いていた」人間で、頭がいいという設定(大学を出ている設定だったはず)なので、平ゼロでも参謀役とかそういう感じの扱い+コミカル要員も若干担ってたよね。
そういう人だからこその戦い方というか、慣れてる戦い方をしないといけないから、動きが俊敏で無駄がない感じ。
それがダンスでも現れていて、表現の世界に身を置いてきた人はすごいなと思いました。
あ、メンバー紹介の時にギルモア博士の後ピュンマで、パイプの煙を払う仕草可愛かった(笑)
★009/島村ジョー:七海ひろきさん
在団中よりも退団されてから拝見する機会が多い七海さん。
性別関係なく人として演じているというところがとても好きなので、この人のお芝居好きなんですけれど。(特に舞台刀剣乱舞の歌仙兼定)
前回もちょっと書いたけど、ジョーの繊細さというか根っこの優しいところっていうのが見える演技だったな、と。
ジョーは少年院にぶち込まれるくらいのまあ悪いこともした青年だし、流される部分もあるんだけど、やっぱり優しいんだよね。
原作でもまず最初に博士やフランソワーズ、イワンをちゃんと守っていたりするところとかあるし。
その優しさが時にピンチを引き寄せてしまうわけだけど、それでも彼はそこを変えられないし変えたくないんだなぁというのが、今回のでより強調されたというか。
009のテーマを背負う人をとても魅力的に描いてくれたなと思います。すごく難しいお役だし原作が長く愛されている分好きな人が多いから大変だったと思うのだけれど、素敵だったなぁ……
リクとシキに出会って変わっていく様子も、009として最後を看とるところもとても好きなジョーだなと思った。
あとジョーとしてとても良かった、というのもあるんだけどなにより、最後のフランソワーズとのデュエダン(違う)は最高でした……お兄様さすが過ぎる……
★0010/プラス 、シキ:滝澤 諒さん、0010/マイナス、リク:相澤莉多さん
今回はこの二人の役どころがかなり重要だったよね。
当然ナンバーズたちが主人公であるけれど、この二人がいなかったら成り立たないお話だったな。
「もしかしたら009と一緒にBGと戦う道に行ったかもしれない二人」だもんな……
そんな設定を付けくわえられたら、しんどい……
原作的にこの後に出てくる0012とか0013も自我を最後に少し取り戻したりして、それによってサイボーグ戦士たちは自分たちが彼らを倒すべきなのかと悩むシーンが描かれたりするんだけど、原作の0010は後からその「触れられない兄弟」というのを知るんだよね。
その兄弟の部分を途中で真逆の明るさで描くことにより、BGがどんなに残忍なことををしているかとかがより際立ったし、こういうことを起こさないためにも闘わなくては、という00ナンバーサイボーグたちの意思も明確になってきて、舞台としては短い90分の中でもメリハリの利いた話になっていたと思う。
演じている二人の雰囲気もガラッと変わるのがとても良くて、アクションも含めてすごかったなー。
最後の「この手は兄ちゃん」「この手は弟」と気づくところがさ……もう泣くしか……よね。
25日のソワレでリクにシキがおんぶしてもらってて、超かわいかった。あれはずるい。そこでまた涙腺ぶっ壊れた。触れられる兄弟で天国で幸せになってくれ……と思ってしまったよね。
平ゼロではどっちも二又一成さんが演じられていたなあとアニメを久しぶりにアマプラで見て思い出しました。かっこいいのでぜひアニメも。
★スカール:中塚皓平さん
マントの扱いが死ぬほどかっこよかったスカール様。
最後だけ仮面取るのずるくないか?????みんなが踊ってる中でも優雅に座ってらして、敵役なのにかっこいいが!???ってなる。
役どころとしてはとにかく憎まれる役なので、最大の敵なので……でもちょっとかっこいいじゃん……てのは困る(笑)
あと、声がすごく平ゼロの時のスカール様みがあったんだけど、その辺意識されたのかしら……。
敵だから悔しいんだけど、本当かっこよかったわ。
★アイザック・ギルモア:大高洋夫さん
鼻は難しいよねそうだよね、と思いながらもなんかこうチマっとしている感じが、とてもギルモア博士だった。
最後のみんな勢ぞろいで踊るとこも踊ってらした???
セリフや圧倒的見せ場が少ない分、数少ない描写で彼の中の葛藤も表現しなければならないから難しいと思うんだけど、冒頭下手から上手へと歩いていく中での変化とか、00ナンバーにかける言葉が重みがあって良かったな。
パイプを最後にフーってやるところちょっとお茶目で好き。
★BG SOLDIERS
なんかすごい人たちたくさんいた……
HILOMUさん、Doltonさん、KIMUTAKUさんは 前述の「アクダマドライブ」という豪さん演出舞台にも参加されていて、見たことある方々だった。
名前出た時に、あ!知ってる人!ってなった。
ちなみに「アクダマドライブ」は今回の豪さんがこれまた演出されていて、ごーぷろつかったりのアクションもあったので、それがあってのこれかー!と思いました。
加速装置の効果だったり、00ナンバーサイボーグたちの強さを出すのにとても重要な役割を果たされていて、すごかったですね……
☆余談
ちなみに平ゼロ(平成版アニメ)って割と原作忠実で、ご時世的に合わない部分は変わったりもしてたけど、声優陣もハマってて良かったんだよね。
ただ、作画がやばい回があったりw、突然総集編がねじ込まれて話数足りないまま終わったりしていろいろあったんだけど(笑)
それでも面白かったな。ちょっと久しぶりに全話見たくなってしまった。
紺野絵(画が紺野さんだったので、平ゼロと言えば紺野絵だった)好きだったな―――。カレンダーもどこかにあるんだと思うんだけどまた探しに実家に行こうと思います。
いま、アマプラで最初の方見れるらしいからとりあえず見たことない勢は、ちょっと見てほしい。
3~4話にプラマイ出てくるよ。
その後の5話でちょっとプラマイの話も出るし、なにより、004メインの話だよ!!!!!!!!(圧)