この数日「舞台009」「ハインリヒ」「004」 で検索する日々ですが、 1回しか見ていないので色々違っているところもあるかと思います が感想を残しておこうと思います。
いや、すごかった。
正直なめてました。ごめんなさい。
というか難しいと思うんですよね、「サイボーグ009」 のテーマって。
そもそもサイボーグが生み出されたのは戦争・侵略の道具であり、 彼らは皆被害者( 原作だとBGに自分の意思で行った人もいるけど、 一方的に改造されるのはまた違うしね)なので、 扱うテーマとしてはかなり重くなるし、 丁寧に書こうとすればするほど、長尺になり収まらない。
そして今回は「0010」が出てくる話。原作では1話分、 アニメでもそう長くはない時間で描かれたそれを、 どうやって舞台にして、 ゼロゼロナンバーサイボーグたちの苦しみとかを見せるのだろうと 思っていた、ら。
こんな形でお出しされることある!?っていうすごいものだった。 90分しかないのにこれ?!っていう。
予備知識なしだとちょっと足りない部分もあるかもしれないけど( そして原作を読んでも0010はあんな追加設定はないので逆に舞台→原作でいくと、「え? 」ってなるとは思う) それでも根底のテーマみたいなものはちゃんと意識して作られてい たのではないかなー。
サイボーグたちが何故生み出されたのか、 どういう過去があったのか、 自分の意思ではないこの身体を使ってどう生きていくのか。 そういうのが上手く収まっていたように思いました。
特にジョーの少年院時代の友人であった、 というリクとシキが同じように改造され心を消されてしまい、 ジョーこと009の前に立ちふさがる。というのがね、 上手かった。
原作にそぐわない追加設定ではなく、 よりジョーの優しさが見えるようで。
ジョーは少し受け身のキャラクターだし、 苦悩したり葛藤もたくさんある中で、 それでも愛を忘れない青年だと思うんですよね。ずっと。
だから、 その彼が少年院で出会った彼らに初めて心を動かされて、 その彼らを救うために戦おうとする、愛する者のために戦う、 というのがテーマとして描かれているのが良いなと思いました。
あと個人的にフランソワーズ、ジョー、 と呼び合うのが好きなので、それが最後に描かれるのも良かった。 ナンバーで呼ばれるサイボーグじゃない、 人間としての彼らのこれからの生き方が見える気がして。
90分あっという間でしたね。ほんと。
プラマイのラストシーンはやっぱり泣いたし、原作にもある「 近づきすぎたな…」がより切なく見えてここでも泣いた。
もうさあ一番そばにいるのに触れられない兄弟ってなんだよ。そんな設定辛すぎるっていう原作なのに、それに加えて人間だった時の記憶の部分もやってくれるもんだから、最後に二人が手を取り合うシーンはボロ泣きですよ。それをみんなが見守っているのがね、また。あ、ここ004はちょっと背を向けてた気がして、それがまた「っぽい」んだよなーー。
謎を残しつつも彼らの戦う意味や生きる意味みたいな部分を少し垣間見て、彼らの未来が見たいと思ってしまう幕引き、お話として好きでした。
あとはアクションもすごかったし、 ダンスはなーちょっと004は特に解釈違いでは!? と思ってたんだけど、見てたらいやありだな!?ってなって。
だってちゃんとそこに彼がいるんだもん。 踊り方がちゃんと004だったんだよなー。
002と並んで踊るから比べてみてたけど、同じ振り付けなのに全然違ってて。
重いしスタンス広いしきびきびしてる。キレがいい。
2.5のまほステも同じ振り付けでみんな踊るシーンキャラごとに個性が出てて、推しがめちゃくちゃ「そんな感じで踊りそう~~」っていう踊り方なんですよね。だから彼のことめっちゃ信頼してるんだけど、同じ理由で今回の里中さん、めっちゃ信頼できるってなった。
そう、わたしは004のオタクなのですが、 あまりに当時熱を入れていたので今回解釈違いだったらどうしよう と思ってたんですよね。
嫌いになりたくないので。
でも動画や写真がバンバン上がってくる中で、 しゅぱっとスクロールしながら評判は良さそうということだけを理 解して、いざ当日( 万が一好きになってもこれ以上増やせないように前楽で入れたw) 原作オタクの叔母と見に行って、まんまと004かっこいい…… 好き……になった(笑)
いやーーー話は前述のとおり、おもしろかったんだけど。
あの、004がね、全身武器のあの人がね、立ち振る舞いがめっちゃアルベルト・ハインリヒだったんですよね。
この人メカ目で無機質で手はマシンガンだし、膝からロケット爆弾も撃てるし、接近戦もこなすある意味一番殺戮マシーンなんですよね。
クールで口がちょっと悪くて(原作)ニヒルな感じなんだけど、でも根っこのところめちゃくちゃ優しいんだと思うんですよね。
今回の舞台ではわかりづらいけど、ベルリンの壁があった時代に恋人と逃亡しようとして恋人を殺され自分も死にかけてそんな時に目が覚めたら全身兵器で、って絶望の時代があって。
そこからの付き合いである初期ナンバーズ(平ゼロだと001~004が第一世代と言われる)にはある程度心を開いているというか。
いやジェットとは喧嘩良くするんだけど(笑)
フランソワーズへのね、気遣いみたいなのちゃんとする男なんですよ。ちなみに原作でもめちゃくちゃ女の子に好かれる(笑)
だから今回カテコで並ぶときに、イワンを抱きながら立ち位置移動するフランソワーズを、ちゃんと確認してたんですよね。それがまた良い。
そのまえ最上手から移動してくるときは全員のこと一人ひとり見てから移動してて、それをみて、「あー004がいるーーー」って一番強く思った。
話し戻すと、戦うところとかがね、すごい「重たい動き」なんですよね。重心が低い。
あと手で撃った後の反動が細かい。マジで撃ってるって思った。
豪快な蹴り技も、切った後の嫌そうに振り払う(血を振り払うみたいなしぐさ)も、常に周りをにらんでいる感じも。
立っているときに腕を組んだところも、もうずっとハインリヒ。
意外と沸点低い(これは原作寄りな気がする)からすぐジェットと喧嘩する癖にピンチの時にはすぐ駆け付けちゃったり、背中合わせで戦っちゃうとことかね。大好きなのですよ。
冷たい表情なのに、ちょっとだけ笑ったりするところ(ちゃんちゃんこのあたりとか、ブリテンのとこだかわすれたけど、なんかで笑ってた)がもうさああ!!!!!!好きしかないじゃんそんなの???
ってことで、里中さんのハインリヒは漫画・アニメともに推してたハインリヒが3次元に現れた!!!!という感じで、とても良かったという話です。はい。
全然まとまってないんだけど(笑)
いやでも本当完全イコールじゃないのはわかってるんだけど、それでも納得させてくれるような演技と表情と声のトーンで見せてくれて、里中さんには感謝しかなかった。
嫌いにならなかった。あの好きだったハインリヒをお出しいただいて、本当に感謝です。
見に行ってよかった。
他のキャラのことも語りたいけどちょっととりあえずまずはハインリヒのことだけ!
あ、叔母も楽しんだみたいでよかった!叔母は白黒アニメも見てる世代なのだけど、私と一緒に平成アニメも見ていたから、ずっと色んな形で映像化されたりするのを見てきてるんだけど、舞台化はどうかなとおもってたけど、おもしろくて良かった、ジョーが七海さんが演じているのがまたとても良かったと言っていたので、もし第2弾やるならまた叔母を連れていきたいなと思いました。
はーーーよきものを見ました。
1階の前列で見たかった気持ちもあれど、上から全体を見ることが出来たのはそれはそれでとても良かった。
00ナンバーサイボーグたちも博士もスカール様も、好きだった「サイボーグ009」をちゃんと知ってくれたうえで演じてくださっているのだと思えるもので、大変良かったです。
ありがとうございました。
正直なめてました。ごめんなさい。
というか難しいと思うんですよね、「サイボーグ009」
そもそもサイボーグが生み出されたのは戦争・侵略の道具であり、
そして今回は「0010」が出てくる話。原作では1話分、
こんな形でお出しされることある!?っていうすごいものだった。
予備知識なしだとちょっと足りない部分もあるかもしれないけど(
サイボーグたちが何故生み出されたのか、
特にジョーの少年院時代の友人であった、
原作にそぐわない追加設定ではなく、
だから、
あと個人的にフランソワーズ、ジョー、
90分あっという間でしたね。ほんと。
プラマイのラストシーンはやっぱり泣いたし、原作にもある「
もうさあ一番そばにいるのに触れられない兄弟ってなんだよ。そんな設定辛すぎるっていう原作なのに、それに加えて人間だった時の記憶の部分もやってくれるもんだから、最後に二人が手を取り合うシーンはボロ泣きですよ。それをみんなが見守っているのがね、また。あ、ここ004はちょっと背を向けてた気がして、それがまた「っぽい」んだよなーー。
謎を残しつつも彼らの戦う意味や生きる意味みたいな部分を少し垣間見て、彼らの未来が見たいと思ってしまう幕引き、お話として好きでした。
あとはアクションもすごかったし、
だってちゃんとそこに彼がいるんだもん。
002と並んで踊るから比べてみてたけど、同じ振り付けなのに全然違ってて。
重いしスタンス広いしきびきびしてる。キレがいい。
2.5のまほステも同じ振り付けでみんな踊るシーンキャラごとに個性が出てて、推しがめちゃくちゃ「そんな感じで踊りそう~~」っていう踊り方なんですよね。だから彼のことめっちゃ信頼してるんだけど、同じ理由で今回の里中さん、めっちゃ信頼できるってなった。
そう、わたしは004のオタクなのですが、
嫌いになりたくないので。
でも動画や写真がバンバン上がってくる中で、
いやーーー話は前述のとおり、おもしろかったんだけど。
あの、004がね、全身武器のあの人がね、立ち振る舞いがめっちゃアルベルト・ハインリヒだったんですよね。
この人メカ目で無機質で手はマシンガンだし、膝からロケット爆弾も撃てるし、接近戦もこなすある意味一番殺戮マシーンなんですよね。
クールで口がちょっと悪くて(原作)ニヒルな感じなんだけど、でも根っこのところめちゃくちゃ優しいんだと思うんですよね。
今回の舞台ではわかりづらいけど、ベルリンの壁があった時代に恋人と逃亡しようとして恋人を殺され自分も死にかけてそんな時に目が覚めたら全身兵器で、って絶望の時代があって。
そこからの付き合いである初期ナンバーズ(平ゼロだと001~004が第一世代と言われる)にはある程度心を開いているというか。
いやジェットとは喧嘩良くするんだけど(笑)
フランソワーズへのね、気遣いみたいなのちゃんとする男なんですよ。ちなみに原作でもめちゃくちゃ女の子に好かれる(笑)
だから今回カテコで並ぶときに、イワンを抱きながら立ち位置移動するフランソワーズを、ちゃんと確認してたんですよね。それがまた良い。
そのまえ最上手から移動してくるときは全員のこと一人ひとり見てから移動してて、それをみて、「あー004がいるーーー」って一番強く思った。
話し戻すと、戦うところとかがね、すごい「重たい動き」なんですよね。重心が低い。
あと手で撃った後の反動が細かい。マジで撃ってるって思った。
豪快な蹴り技も、切った後の嫌そうに振り払う(血を振り払うみたいなしぐさ)も、常に周りをにらんでいる感じも。
立っているときに腕を組んだところも、もうずっとハインリヒ。
意外と沸点低い(これは原作寄りな気がする)からすぐジェットと喧嘩する癖にピンチの時にはすぐ駆け付けちゃったり、背中合わせで戦っちゃうとことかね。大好きなのですよ。
冷たい表情なのに、ちょっとだけ笑ったりするところ(ちゃんちゃんこのあたりとか、ブリテンのとこだかわすれたけど、なんかで笑ってた)がもうさああ!!!!!!好きしかないじゃんそんなの???
ってことで、里中さんのハインリヒは漫画・アニメともに推してたハインリヒが3次元に現れた!!!!という感じで、とても良かったという話です。はい。
全然まとまってないんだけど(笑)
いやでも本当完全イコールじゃないのはわかってるんだけど、それでも納得させてくれるような演技と表情と声のトーンで見せてくれて、里中さんには感謝しかなかった。
嫌いにならなかった。あの好きだったハインリヒをお出しいただいて、本当に感謝です。
見に行ってよかった。
他のキャラのことも語りたいけどちょっととりあえずまずはハインリヒのことだけ!
あ、叔母も楽しんだみたいでよかった!叔母は白黒アニメも見てる世代なのだけど、私と一緒に平成アニメも見ていたから、ずっと色んな形で映像化されたりするのを見てきてるんだけど、舞台化はどうかなとおもってたけど、おもしろくて良かった、ジョーが七海さんが演じているのがまたとても良かったと言っていたので、もし第2弾やるならまた叔母を連れていきたいなと思いました。
はーーーよきものを見ました。
1階の前列で見たかった気持ちもあれど、上から全体を見ることが出来たのはそれはそれでとても良かった。
00ナンバーサイボーグたちも博士もスカール様も、好きだった「サイボーグ009」をちゃんと知ってくれたうえで演じてくださっているのだと思えるもので、大変良かったです。
ありがとうございました。
この後はグダグダ昔語り。
元々私は同居していた叔母の影響で「ベルサイユのばら」や「 はいからさんが通る」「キャンディキャンディ」「ポーの一族」 などなど、 自分の年代よりも少し上の世代が好む漫画を読んで過ごしていて。 その中には手塚治虫先生の本もたくさんあり、「どろろ」や「 ブラックジャック」「リボンの騎士」もよく読んでいました。 その中で石ノ森章太郎先生の「サイボーグ009」 は読んでいたけれど当時の私にはとても難しく感じたんですよね。
「ブラックジャック」や「火の鳥」 も難しいなと思ったのだけれど、「サイボーグ009」 は終盤に行くにつれ少しテーマが壮大になっていって、 若干ふわっとした記憶しか残ってなかったと思う。
舞台はキャラメルボックスくらいしか見てなくて、 あとはアニメとか漫画にハマっていた2001年、 平成の時代に3回目のアニメ放映。
通称平ゼロ(当時はそう呼んでいた。 昭和の時代にもアニメがあったので、平成アニメ版、 という意味合いでみんなそう呼んでいた) にわたくしドはまりしまして(笑)
毎週放送を見てはギャーギャー友達と話をし、石巻まで行ったり、 キャストのイベントも行ったり、グッズ買ったりしてました。 なつかしー。
漫画で読んでいた話がアニメ化する、 というのは当然それより前にもあったわけですが、 幼い頃に読んだ彼らにまた会えること、 漫画の中で大好きだった004がかっこよく描かれていたこと( 笑)もあって、放映期間中はそれは楽しく過ごして、 その後別設定の新作が出るたびに、気にはしていたのだけど( Re;は平ゼロオタクたちと見に行ったけど、フランちゃんが切なくてちょっと苦手だった) ほかにももうハマっているものが増えていたから、 徐々に熱量は落ち着いていって。
それから約20年、今度は舞台化ですってよ。はーそんなことあるんですかってかんじですよ。しかも主人公OGさんで男役さんが青年役をやるっていうね。
去年30年前に発行された有栖川先生の「46番目の密室」( 大好きなミステリ作家さんである)が舞台化したり、「 鋼の錬金術師」の好きなキャラに、 一番応援している俳優さんがキャスティングされて舞台化されたり 、こんな未来来るんだなあと驚いています。
次はどんな懐かしい青春時代のものが形を変えて見られるのか、 楽しみです。
元々私は同居していた叔母の影響で「ベルサイユのばら」や「
「ブラックジャック」や「火の鳥」
舞台はキャラメルボックスくらいしか見てなくて、
通称平ゼロ(当時はそう呼んでいた。
毎週放送を見てはギャーギャー友達と話をし、石巻まで行ったり、
漫画で読んでいた話がアニメ化する、
それから約20年、今度は舞台化ですってよ。はーそんなことあるんですかってかんじですよ。しかも主人公OGさんで男役さんが青年役をやるっていうね。
去年30年前に発行された有栖川先生の「46番目の密室」(
次はどんな懐かしい青春時代のものが形を変えて見られるのか、